介護施設には、様々な種類がありますが、そのほとんどで独自のOJT・研修が行われています。OJTとは、実際の職場において、上司・先輩が部下・後輩に対して実務を通じて、仕事に必要となる技術やスキル、対応などを教えていく教育方法のことです。多くはマンツーマンで行われることとなります。OJT・研修というものは、介護施設で重要となるサービスの質を左右するもの、職員に長く働いてもらうことに必要なこと、ということから独自のものが組まれています。しかし、すべての施設で質の良いOJTが組まれているかというと必ずしもそうではありません。未経験の場合は特に職場選びの際、質の良い研修を受けれる施設をしっかりと選ぶことが重要です。
どのような施設のOJT・研修がよいかというとある程度傾向があります。そのひとつとして高単価で利用料金が高い施設です。利用者が支払う料金が高ければ高いほど、より細かなケアが行われるものです。そのため、新人に対しても、より丁寧で細か、質の良いOJT・研修が行われる傾向にあります。利用料金は、求人の出ている施設のホームページなどで、入居金や月額料金で確認できます。
これらのことから、未経験の方々は有料老人ホームなどを選んで働くことがおすすめです。また、調べても料金がわからないといった場合には、派遣登録して働く方法もあります。派遣の場合、派遣元で質の良い研修をしている施設で働きたい旨を伝えれば、そのような施設を紹介してくれるでしょう。